幼女選記#1 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。

 僕も令和に生きる紀貫之なのでブログを書こうと思い立った。という冗談はさておき、スポチャンで僕が普段考えてることは当然みんなも共通して持っている考えだと思っていたのだがどうやらそうではないということ、アウトプットしたいときにしておかないと後で忘れてしまうよと助言を頂いたことが契機となってスポチャンに関する記事を書こうと思った。

 以前ツイートしたソフトウェアとハードウェアの話をもう少し掘り下げる。

f:id:hinnya:20191104164049p:image

 今の多くのチャンバラー、特に学生に足りないものは思考力だと思う。よく練習されていて基礎的な技術はすごく高い。しかし、各々の技術のチョイスと実行のプログラムがうまく編成できていないように感じる。強さや能力は構成する要素の掛け算で決まる。足し算ではない。スポチャンに当てはまると運動能力(ハードウェア)と思考能力(ソフトウェア)であり、どちらかが著しく低いと強さの足しにならないどころかむしろ足を引っ張る。例えば、きれいな打ちができたとしても間合いの外から打ってしまうと相手に攻撃する隙を作ってしまう等。

 ソフトウェアのスペックを上げるトレーニングを考えてみよう。どういうところに「スペック差」が現れやすいか。端的に言うと「普段練習しないけど、よく出てくるシーン」である。僕がパッと思いついたのはコートの使い方だ。一口にコートの使い方と言っても、いろいろなシチュエーションがある。自分が追い込んでいる/追い込まれている、絶対に時間内に勝たなくてはならない/時間的な余裕がある、等々。様々な状況下でどういう戦い方をしていけばいいのかを考える。例えば普段の周り稽古の途中で自分が一回場外に出ていて、更に自分の足がコートの線を跨いでいると仮定するとどうだろう。普通の練習から一変してこれ以上下がると負けてしまう状況の出来上がりである。そういった状況をどうやって打破するか。答えは各個人ごとに変わるだろうが、こういった些細なことを積み重ねることでソフトウェアを”アップデート”していけるのではないだろうか。

 

 

 僕が欲するのは一方的な意見の発信ではなく議論なので、意見、質問、記事のネタを募集中です。飽きるまでやろうと思うのでよろしくお願いします。(幼女)