鳶の鷹考♯4「団体戦で勝ちやすいチームとは、」

 もう少しで全学ですね。

個人戦については、各々研究をしている人は、多いと思いますが、団体戦団体戦と区切って研究をしている人は少ないかと思います。なので、5人制の団体戦(=ここ2年の男子団体)からデータを収集して、自分なりの仮説が正しいか検証してみました。

検証テーマ

団体戦では先に攻めた方が強いのでは?」

 

ということで、試合総数162試合全パターンを抽出いたしました。

自己判断の部分もあり、いやこれは、出技だよとかあるかもしれませんが、個人的基準として先に体が動いた方を先に攻めたと基本的に判断しています。

で、

早速なのですが結果です。試合に勝った方が先攻め96本、試合に勝った方が後攻め37本、相討ちもしくは時間切れ29本でした。それぞれパーセンテージでいえば60%、17%、23%となるわけです。つまり先に攻めて負ける確率は極端に言えば、5分の1、(相討ちも5分の1)になるわけです。これは、5人制に置き換えると、3勝1敗1引となりチームとしては勝利になるわけです。すごい極論ですけどね。

こういう風に見ると、先に攻めることが有効であると思います。

しかしながら、ただシンプルに攻めればいいというわけではないことがさらにデータからわかりました。後攻めの38本の打ち18本が先透かし(剣が当たらず空振ったところを狙って打つ)、出技(しゃがみ足含む)14本で決めています。先透かしカウンターが18本と約半分以上が、自分の当たらないところから打つということが原因で負けています。また、出技も皆さんが想像しうるような狙いすました出技は、2017.18の武井選手(国士舘)と2018の河野 (金沢)しか決めておらず他の、出技は、打つか迷ったり、フェイントを掛け損ねを狙って差し込んだような出技か、攻められてコートに追い込まれるなどして体勢が崩れた状態から打たされた先打ちを出技で倒しているにすぎません。このことから、後攻めで勝つパターンの35%くらいが、自分の攻めによる相手の体勢の崩れによって勝ったもので、約50%が、相手の間合い管理ミスによって勝っているといえます。

つまり、先攻めで気を付けるポイントは、相手に当たらないところから打たないこと。すごい当たり前なことですね。その一点さえ守れば、自分攻めが圧倒的有利展開にもっていけさらに相手の体勢や腰を崩すことができれば数少ないもぎ取れる後攻めの勝利をももぎ取れる素晴らしい戦い方となることでしょう。

そうすれば、あとは武井裕哉の出技に気を付けていれば、勝つ確率70%(勝つ確率60%+先透かし10%)+相討ち23%の83%負けないことになります。これはもう5人制の団体戦で考えれば5人が全員このマインドを持って戦えば勝利間違いなしということですね。おめでとうございます!!

これ、個人戦に置き換えても8割ぐらい自分攻めで勝てるんなら、その作戦使った方が勝率は上がるという考え方無きにしも非ずですよね。

 

つまり、何が言いたいかというと、

団体戦で勝ちやすいチームとは、

ブレイブ(勇気)のあるチーム!!

以上です。(なななあばあああーー)

 

PS.データ上げたいけど上げ方わからんからほしい人いたら言ってくださいませ!